目次
はじめに
ESR株式会社は、アジア太平洋地域に特化して事業展開を行っている、物流不動産会社です。
アジア太平洋地域に特化しているとはいえ、その対象は決して小さなものではありません。
そんなESRの代表を務めているのが、スコットランド出身のスチュアート・ギブソンさん。
今回はスチュアート・ギブソンさんの生い立ちや人物像などを詳しく知るべく、ご本人へインタビューを行ってきました。
スチュアート・ギブソンさんへのインタビュー
スチュアート・ギブソンさんの育った環境を教えてください。
私はスコットランド最大の都市グラスゴーの西にある、ペイズリーという街で育ちました。ペイズリー柄の名前の由来となった街です。スコットランドの標準的な家庭で、3兄弟の末っ子です。残念ながら、両親は既に他界しています。
幼少期はどんな子どもと言われていましたか?
両親や周りの人から、とても好奇心の強い子供だと言われていました。いつも質問をして、時にやっかいな質問もあり、両親をよく困らせていました。また、せっかちな子供でいつも早く大人になりたいと思っていました。
幼少期に一番興味を持っていたことは何ですか?
確か8歳くらいの頃だったと思いますが、鳥類学に大変興味があり、よく木や崖に登って鳥の卵を探したりしていました。鳥の卵を集めてそれらを分類して、時々友達とコレクションを交換していました。何年かして、サッカーに興味を持ち始め、サッカーチーム、グラスゴーのレンジャーズFCの熱狂的なファンになりました。毎週土曜にサッカーを見に行くようになって、鳥の本からは次第に離れてしまいました。現在、あるサッカーチームの共同オーナーなのですが、大変光栄に思っています。
スチュアート・ギブソンさんの子供の頃描いていた将来の夢は何でしたか?
「将来、アジアに住んで一山当てたい」と思っていました。
当時はアジアがどこにあるかすら分かっていなかったのですが、6歳でアジア文化に触れて魅了されて以来、漠然とアジアに行って自分自身で何かをやってみたいと思っていました。
今後、ESRの代表としてどのようなことに取り組まれていきたいですか?
まず、我々の事業の源泉でもある土地をどんどん買っていきたいと思っています。ESRは、アジアでは毎年他社より多くの土地を購入しています。土地を購入するときは未だに期待と不安のスリル感があります。土地は我々にとって源泉であり、お客様は我々にとって必要不可欠な酸素のようなものです。我々はどんな面でも他社よりより良くできるよう尽力し、決して現状に満足せずに、物流施設をより良くするための方法、施策を探し、株主の皆様により多くの収益をもたらしたいと考えております。
また、「物流施設は無機質でつまらない場所」という既存イメージを払拭したく、施設内のワーカーの皆様が快適に過ごせる環境・アメニティの提供に努めています。中でも「BARNKLÜBB(バーンクラブ)」と名付けた、施設内のワーカー様に実質無料で利用いただける託児所を日本の10万㎡以上のプロジェクトに設けているのですが、そこで遊んでいる子供たちの姿を見るのはとても嬉しい瞬間です。当初はESRの社員も物流施設に託児所なんてとんでもない、と反対したのですが、私は絶対に実現したいと半ば強硬に進めた事業です。この託児所サービスを日本のみならず、ビジネスを展開している他のアジア諸国でも展開したいというのも次のビジョンです。
次はデータセンター事業を手掛けたいと考えております。我々はアジアで最大の物流施設のオーナーですが、データセンターはテクノロジーを組み合わせた不動産事業と考えており、近日詳細を公表できるよう勧めています。私はイノベーションに大変興味があり、最新のテクノロジーやイノベーションから何かを学び、それを我々の物流施設でどう導入し、実現させるかを見たいと思っています。
おわりに
以上がスチュアート・ギブソンさんへのインタビューでした。
お話を聞いていると、スチュアート・ギブソンさんは世の中の多くのものに興味を持つ方だったのだと感じました。そして、現在のスチュアート・ギブソンさんも少年時代と変わらない好奇心と探求心を持つ方で、色々なことに興味を持つからこそ物事を捉える視野も大きくなり、ESRの代表として会社を経営する今に大きな影響を与えているのだということが分かりました。
何事も興味を持つこと、実行すること、次へつなげていくことが大切なのだと、改めて感じることができました。
会社概要
会社名 | ESR株式会社 |
所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1-17 神谷町プライムプレイスレジデンス 3階 |
代表者 | スチュアート・ギブソン |
設立 | 2016年 |
公式サイト | https://www.esr.com/jp/index.php |
事業内容 | 物流不動産 |

注目社長編集部

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