重延誠司 株式会社LS・Capital

株式会社ランド・エス・コーポレーション代表、重延誠司氏に聞く営業に大切なこととは?

重延誠司氏にインタビュー

育った環境を教えてください

東京都日野市って一応東京出身なんですけど、ちょっと田舎なんですよね。

どちらかというと八王子が近いので、高尾山とか自然の環境に恵まれたところですね。

結構天然水とか有名なところですね

そうですね、環境がそのぐらいいいってことですね。

ただ、東京でもクマが出るんですよ、奥多摩のほう。青梅とかもクマがいまだに出るらしいんです。

そういうところがあるって皆さん知らないじゃないですか。

東京って横に長いので広いんですよね。この前もサルが来たじゃないですか、品川くらいまで。

あれは山が奥多摩とか神奈川と山が繋がっているからなんですよ。そういう田舎ですね、東京でも。

そういったところで、のびのびと育ちました。

印象に残っている幼少期のエピソードについて教えてください

色々ありましたよ。

今で言うと多動症っていう病気になっちゃうらしいんですけど、とにかく落ち着きがなかったのは自分でも覚えているんですよ。

だから交通事故は当たり前。おっきい交通事故は、1回だけなんですけど。

ちょうど歯が永久歯に生え変わった頃の小学校2.3年生頃でしょうか、その時は、自転車で走行中、前の人が5、6人いて、左から右に横切ったので、そのまんま後ろも見ずに横切りました。

そしたら後ろから来た軽トラにはねられて、体が軽いので自転車ごと反対車線まで飛ばされてしまったんです。

頭から落ちて歯に直撃したので、ちょうど生え変わったばかりの永久歯が折れてしまいました。

ただ、意識はあったんですよね。鎖骨も折れていたそうですが、全然痛みは感じなくて、歯が折れたぐらいで他に後遺症もなくて。

入院は夏休み前だったので7月とかそのくらいだったと思います。軽装の割には擦り傷とかそのくらいで全く後遺症もありませんでした。

でも今思うと自分もそのくらいの子供がいるので、自分の子どもだったらと思うとぞっとします。自分は全然ぴんぴんしていたので、運がよかったと思いますね。

そんな事件ですね、幼少期のエピソードって。とにかくよく動いていましたね。

どんな子どもと言われてましたか?

自分で言うのもあれなんですけど、高校受験まではすごい勉強が好きだったんですよ。

当時、全国共通模試っていうのが我々の世代でできたころで、テストを業者や民間がやる全国一斉模試みたいのが大好きで、全国に名前が載ったこともあるんです。

そのくらい勉強が好きだったんです。ところが私の親が、宗教に傾倒してしまって。

その宗教団体が雑誌を出しているんですが、そういうものを、当時自分が子どもの頃に1冊20円で配っていたんですね。

そもそも親が入信したきっかけが、私が3歳の時にあまりにも落ち着きがなかった為に、育児ノイローゼになったことだったんです。

それで当時は親が布教活動をしていたので、一緒にやっていたんですよね。

小学校に入るまでの間にやっていたのですか?

小学校入ってもやらされていました。だから友達とは学校でしか遊べなくて、中学入っても、部活よりも布教活動をしなさいと。

マイナスで見ると、無理やりやらされていて嫌になるものですが、あとで働き始めて悟ったんです、私は営業が好きなのだと。

飛び込み営業ってあるじゃないですか。今でこそだいぶ減ったんですけど、昔は当たり前だったし、いまだにやっている会社もあるんですよ。銀行もそうですね。

ただ飛び込み営業って社会人になってからやると、ものすごく苦痛で大変なんですよ。ところが私の場合は、3歳から布教活動という形を借りて実質的な飛び込み営業をやっていたので、全く苦にならなかったんです。

具体的なエピソードで覚えているのが、はじめの布教活動ですね。

普通にその雑誌を買ってくださいって小学生にも満たない子供が持ってくるんです。当時20円ですから、中には同情して買ってくれる人もいれば、自分の親が同行してついていっている為に、怒る人も多かった。「子どもをだしに使いやがって」と。

犬をけしかけてくる人もいましたし、庭のホースで水をかけたりとか。子ども相手によくあんなことやるなって思ったのですが、自分はそういうのを幼少期から慣れていたので、営業で断られるということに抵抗がなかったんですよね。

そういう意味では、当時のことに感謝しています。営業慣れすることができたので。

だから断られてもへっちゃらなんですけど、今どきの人が社会人になって、飛び込みをやったらめげてしまうのではないかと。そういう意味では当時の環境には、今でも感謝しています。

でも営業ってそこが一番重要ですよね

そういう意味では、経験ってすごい大事なんだと思いました。色んなことを経験し、断られるのも失敗するのも経験じゃないですか。私は、それを小さいころから体で覚えていたのでよかったなと。

たしかに飛び込みだと、断られることに慣れてない人たちが結構いますよね

とにかくもう断られてからスタートなんですよね。

それをどうやってひっくり返そうかって子どものころから考えていたんですよ、無意識に。あのおじちゃんひどいね、あんなふうに水かけて断ったけど、あの人は神様が助けてくれないからどうやったら助けてくれるのかなって。

それって断られた後の対策というか、切り替えしを子どもの時から考えている。宗教を辞めた後も、いつもどうやったらいいかというのを自然と考えています。それって営業手法にも通じるものがあると思うんです。

>飛び込み営業は本当に大変ですよね

大変ですよね。普通じゃいかないですよ。でもそれがきっかけなんですよね、私の場合。

人間普通にできないと、諦めるのは簡単っていうじゃないですか。でも本当に諦めないことのすごさを知っている人は一握りなんですよ。

そのことを私は知っているので、当社にも諦めそうな人がいたら一緒に諦めないすごさを教えたいんです。

その為には、自分で率先して結果を出して、見せつけるしかないんですよね。

1番興味のあったことはなんですか?

昔は本当に遊ぶこと。それしか興味はなかったです。

私は学校を辞めた後に、すぐ外車屋さんに就職したわけではなくて、ちょっとバイトをしている時期もあって、その時に色んな社長さんに知り合ったんです。とにかく学生の頃よりも、そっちの20台前半の方が遊ばせてもらったんですね。

死ぬほど人の金で遊ばせてもらった分、ある程度満足したので、そのあと外車の業界に入って、遊びをストップしても苦じゃないくらい仕事をしましたね。

とにかく遊ぶこと。今でいうとクラブですよね。

昔はディスコというのがあって、ジュリアナというディスコが最後に流行っていました。その前はですね、毎晩お祭りだったので楽しいところがいっぱいあったんですよ。

当時、私の学生時代の友達がバイトで店員をやっていて、そういうところにVIPに入れてもらって。そうすると色んな人と知り合いになれるので、楽しかったですね。

子どもの頃描いていた将来の夢はなんでしょうか?

私の場合は、生き物が好きで、将来は動物に関わる飼育員とかになりたいって思っていましたね。

きっかけは小学生の時。実家が日野なので、多摩動物園が近くにあるんですよ。

当時は夏休みになると、飼育員みたいなのを募集していて、いつも早い者勝ちだったんですけど、私もよく行っていました。ゾウの世話をしたりカバの世話をしたりラクダの世話をしたりと。

その年ごとに変わるのですが、そういう世話をしていたので、今でも生き物が好きで、仕事でトラブルとかストレスになると、生き物で癒されるんですよね。

企業理念として「不動産を通じて、物質的・精神的豊かさを追求する」を掲げられていると思いますが、その理念の為に、率先して取り組んでいる事などありましたら、教えてください

やっぱり企業って何かを考えた場合に、当たり前のことなんですけど、利益を出す。当然利益を出して納税もちゃんとしないといけない。

企業とは利益を追求する組織だと思うんですね。やっぱりお金がないとできないことってたくさんあります。

例えば、寄付とかですね。

世界で一番寄付をしている人って誰か知っていますか?

中東の王子たちでしょうか?

あの人たちも結構しますね、でも世界一はビルゲイツなんですよ。あのマイクロソフト社の。

今多少1位2位が時代の流れで入れ替わったりしていますが、実質世界一のお金持ちですよね。だから世界一寄付ができる。

ビルゲイツ財団というものを作って、色んな寄付を目的に、財団を作って運営していますよね。

それってきれいごと以前に、稼いでいるから、寄付できるわけじゃないですか。私はお金を持ってない人がきれいごといっても偽善者だと思うんですよ。やはり、ある程度物質的に豊かじゃないと、精神的にも豊かになれないし、そもそも自分自身に余裕がなかったら、人のことなんか考えている暇なんかないじゃないですか。

それは会社も一緒だと思うんですよ。

当社の特徴として、借金がないんですよ、16年間。だから毎月純粋な借り入れ金の返済に追われるということがなくて、ある意味、今までマイペースを目指してやってきたんです。

もちろん大変な時もありましたが、余裕がないと好きなこともできないですし、余裕から生まれたものっていいことが多いんですよね。

余裕をもって、なんでも段取りとか準備とか仕事でも大事じゃないですか。そういう意味で物質的豊かさってそういうところ、それが精神的豊かさに繋がるのだと思います。

ああいう方って、どういった気持ちで寄付をしてるんですかね

私もよくわかりませんが、突き抜けたお金を持っている人は、そういう精神状態になると聞いたことがあるんです。

この世界が自分を豊かにしてくれたんだから、それを返そうと。

そこまでいかない人は、どうやって子どもに継承しようとか残そうとか。なのでそれを突き抜けた人というのは、社会に還元しようと思うらしいです。

ただし誰にでも配るわけじゃなくて、本当に頑張っている人とか、才能はあるのだけれど、埋もれている人とか、いろんな境遇で本当に困っている人を助けたいと。そういうことになると本でも読んだことがあります。

だからそこの世界ってごくほんと一部の人とか、日本で言ったらそれこそ10本の指に入る人じゃないと。そこら辺の金持ちは全くそんなレベルではないと思います。私もまだそこまでいけていないので、まずは自分でやりたい。

そういうのを全部達成した人って、自分がなにか人にしてあげたくなるらしいんですね。そういうのが羨ましいなと思って。そういう意味では、当社は全然そのレベルまでいけていないんですけど、販売だけの販売をしなくちゃいけないってことはないので、景気が悪くなったら無理して売らなくてもいいと。

その代わり既存のオーナーさんは絶対守ると。今サブリース問題とか、よく我々の業界で問題になっているんですけど、ああいうことは絶対にしちゃいけないなって。

そもそもそんな無理な家賃設定で保証するという、無謀な事業計画を立てる方が悪いわけですから。そういうのをわかってて立てたら詐欺ですから、はっきり言って。

そういう意味ではうちの会社は、急激な売り上げ増とか創業以来目指してないんですよ。

地道にというか。ネットを使って一挙に集客して、ここ数年で300億売り上げしてこの前テレビでもう破綻してると。ああいう会社ってたくさんあって、そういう意味では、急激な利益ではなく、コツコツした利益を出す必要があります。

急激に上がったら下がってしまうので、急激な売り上げ増とか目指してないんですよ。

去年で売上が30億ちょっとあったんですけど、急激になったわけじゃなくて、16年もかけて作ってきているので、成長としては、ある意味すごい遅いんですね。でもそれでいいと思うんです。株主がいて急激に売り上げを作らなくてはいけないけど、誰かにやらされているわけではないので。

ただし営業の社員で稼ぎたい人は自分のために売らないとダメですね。

会社概要

商号 株式会社ランド・エス・コーポレーション
本社所在地 東京都港区南麻布3丁目21番17号
B City Tower Azabu Tokyo 10階
代表取締役社長 重延誠司
設立 2003年9月3日
事業内容 不動産の売買、賃貸、仲介、管理、保険代理店
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とくりん

とくりん

ライター歴7年。日々勉強中。趣味はサウナでの精神統一。

  1. 河野和彦
  2. 清水貴久
  3. 広尾学園理事長の池田富一氏
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